税制と年金制度の改革が始まっています。
社会保険か税金か??

現在は年金の財源を社会保険料で賄っていますが、これを税金で賄おうという議論が始まっています。

いまの日本は年金制度は賦課方式という方式をとっています。

賦課方式とは何かというと・・

現役世代から保険料を徴収して、高齢者に年金を支払うという仕組み。

ところが、少子高齢化社会の到来により、人口構成の前提が代わり、年金財政の問題や、若い世代は保険料の負担が増加して受給額が減少するという世代間の不公平の問題などが浮上してきたのでこれを見直そうということになっています。

これが社会保険方式です。

これを税方式にするということはどういうことかというと要するに消費税を増税してこれを将来の年金の財源に充てようというわけです。

すると、企業や現役世代の社会保険料負担がかるくなり、その分が消費税などの税財源に振り替わるので世代間の不公平の問題が解決できるのです。

当然問題はあります。低所得者の負担が重くなってしまう。

新制度への複雑な移行措置をどうするかという問題があります。

とくに低所得者への負担という点ではかなり深刻になるのではないでしょうか。

移行への財源としては8~24兆円必要だそうです。消費税を1%上げると2.6兆円の税収が増えるといわれているので、少なくとも今より3%~9%くらいは上げないとその財源は確保できないことになります。

これでも最低限の年金保障の基盤ができるだけです。

もっともっと賢くお金を使って、老後の準備をしておかないといけないかもしれません。

北海道札幌市のファイナンシャルプランナー(FP)金子賢司
生命保険、自動車保険、火災保険のご相談は金子賢司まで

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