お金を増やすためには欠かせない考え方が複利という考え方です。

複利の反対語のようなものが単利です。それぞれについて説明します。

まず単利とは、元本だけに利子がつく計算方法です。

<具体的な例>
100万円の元本があるとします。1年の利回りが20%とします。

1年で  100万円×0.2(20%)=20万円の利子がつきます。
2年でも同様に 100万円×0.2=20万円の利子がつきます。
このように元本に対してのみ利子がつくので、同じ割合で
この場合は毎年20万円ずつ増加していきます。


複利とは、元本と前についた利子をあわせた金額にたいして利子がつく計算方法です。
言い換えれば 、出た利益をそのまま再投資したとして計算する方法です。

<具体的な例>
100万円の元本があるとします。1年の利回りが20%とします。

1年で 100万円×0.2=20万円の利子がついて、合計で120万円となります。
2年目は その120万に対して20%の利子がつくので
120万円×0.2=24万円の利子がつき、合計で144万円となります。
3年目も同様に 144万円×0.2=28万8千円の利子がつき
合計で172万8千円となります。

ここで複利を計算機で簡単に計算する方法を教えます。

みなさん電卓を手にとってください。機種によっては機能しないかもしれませんが・・

上記の複利の例をやってみましょう。

まず1年の利回りが20%なので

1.2(いちてんに)と電卓にうって、そのあと×(かける)を2回押してください。

そして元本が100万なので1000000とうってください。

そして=(イコール)を押すと120万円になりましたよね。それが1年後の金額です。

もう一度=(イコール)をおすと144万円になりました。

さらにもう一度おすと172.8万円になります。

10回=(イコール)をおすと20%の利回りで100万を運用すると10年後にはいくらかになるかがわかります。約619万になりますよね。当然20回=(イコール)を押すと20年後の金額がわかります。

かなりざっくりですが、投資や貯蓄をするには自分が何のために貯蓄をして今の元本をいくらにしたいのかを明確にしてから商品を検討していく必要があります。その計算をする際にこの電卓技は有効です。電卓片手に喫茶店で妄想してください。

北海道札幌市のファイナンシャルプランナー(FP)金子賢司
生命保険、損害保険のご相談は金子賢司まで
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