フェイスブックが原因となった今回のムバラク大統領の退陣要求デモ。そのデモ活動は各地で発生し、ショッピングセンターが略奪にあうなど治安が悪化しています。

こういった中で金融市場はいまどのように動くのでしょうか。

今日の時点で起こっていることは株式相場が急落し始めています。投資家が株式相場の不安から株式相場から撤退しているからです。

それでは撤退した資金はどこへ行くのかというと株式から比較的安全資産である金や原油など商品相場、そして「有事のドル買い」といわれるように米国債などにマネーは流入していきます。

明日からの相場次第ですが、長期にわたってこの流れが続いていくと原油価格は我々のガソリン代に影響してきますし、米国債にマネーが流入すると米金利が下がるので、円買いドル売りが起こり、円高方向に向かうようになってしまいます。

あくまでも傾向をお話ししたわけですが、外国で起こったこういった事件は直接的には対岸の火事のように思えます。ところがよくよく考えるとグローバル企業にはやはり大きな痛手を与えていますし、金融の流れを見ていくと他人事ではなく十分日本にも支障をきたす事象が発生する可能性があります。

早期の鎮静化をお願いしたいところです。

北海道札幌市のファイナンシャルプランナー(FP)金子賢司
生命保険、自動車保険、火災保険のご相談は金子賢司まで

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