2018年 12月の記事一覧
先日いつも購読しているブログに面白い記事がありましたのでご紹介します。
ライフセトルメンツについて
これはあまり聞き覚えのないものだと思います。なぜならばまだできて数年の市場のものだからです。
どんな市場かというと生命保険を証券化した市場です。
生命保険の証券化というのを具体的にご説明すると、まず生命保険の契約者がいます。生命保険というのは日本で言う掛け捨ての生命保険をイメージしてください。彼らは生命保険をかけた時は、自分に何かあった時のために生命保険をかけておきます。しかしあるところでその生命保険も必要なくなります。
可能性としては・・・
1)死亡保険金が必要でないくらいの十分なキャッシュができた。
2)死亡時にあげる予定だった子供たちがもう大きくなってお金がかからなくなった。
という状態です。この場合、保険契約者は保険金をこれ以上支払わないことで、契約を解除できます。しかし今後払う必要がなくなっても、今までかけてきた分は掛け捨てなので1円も戻ってきません。
そこでファンドが出てきます。ファンドはこの保険契約者から生命保険の権利を買い取り、生命保険契約者にキャッシュを渡します。保険契約者は生前にキャッシュができることでメリットがあり、ファンドは彼らに何かあった時に死亡保険金を受け取る権利が手に入ります。
もちろんファンドはリターンをあげることが目的なので、生命保険会社がしているような「予定死亡率」と「平均余命」、「その方の健康状態」などから投資判断をくだします。
これは日本のような生命保険市場の薄いところではできず、アメリカやヨーロッパのような厚いマーケットでしかできません。つまりはオフショアで組成し、アメリカなどの生命保険セカンダリー市場に投資をするということですね。
投資家にとって、このファンドに投資するメリットは大きく2つあります。
1)伝統的資産(株、債券、不動産)などとの相関関係が極めて低い
生命保険のセカンダリー市場という、まったく違うクローズドの世界に投資しているわけですから、景気や市場の動きはまったく関係ありません。金融危機が起こった時も、金融危機が起こったからといって急に死亡率が高くなるわけではありませんので、このファンドにはまったく関係ありませんでした。売買も過去ずっと毎月1回売買することができ、流動性も保たれています。
2)安定した収益率
このファンドの利回りはクラス(機関投資家クラス、個人クラスなど)にもよりますが、だいたい年8%をずっと出しています。上記の通り、株などの市場とはまったく関係ないので、安定した利回りを出すことが可能です。
私のクライアントでは、最近一番人気の高い種類のファンドですね。
(FROM K2HOLDINGS/OFFICIAL BLOG)
保険は貯蓄も…兼ねません!
最近ご相談やご質問の多い「ユニット・リンク」や「バリブルライフ」
何度も言いますが、これ「保険」です。保険以外の何ものでもありません。「保険」という機能に一部、「運用」という機能が付いているものです。ですから、死亡保障のコストが保険料から差引かれ、その残りが運用にまわっています。つまり、毎月支払う保険料が運用(貯蓄)にダイレクトに回っていません。保険ですから年齢が高くなればなるほど、そのコストは大きくなり、そのため、同じ保険料でも年齢の高い人の方が運用にまわる金額は少なくなります。保険として、死亡保障のニーズも合わせて持っていて、今後のインフレにもある程度対応できるような商品ということであれば「ユニット・リンク」などの変額保険という商品選択でも良いと思いますが、老後資金や学資資金として「お金を殖やしたい」というニーズだけであれば余計なコストはなるべく取られずに、運用に回された方が良いのは明らかです。
そしてこの、コストの話をすると、販売するセールスの人は「万が一の時の死亡保障もありますから」と言ってかわしてくるはずです。私も「死亡保障のニーズも合わせて持っている方」には悪い商品ではないと言いましたが、本当に死亡保障が必要な方も実は入っちゃダメです。
何故か?
「運用して殖やしましょう」っていう保険です。つまり「運用して殖えたら解約しちゃう」保険だからです。
そうです、解約すれば死亡保障はなくなるんです。
ですから、何度もお話していますが、保険というのは「必要な時に、必要な保障を、必要な分」で、加入して下さい。
死亡保障は死亡保障で、積立は積立でやっておくべきなんですね。
さて、前置きが長くなりましたが、今日はそれを具体的に解説したいと思います。
「ユニット・リンク」 前提
契約年齢・性別・・・・・・・40歳・男性 非喫煙優良体
保険期間・保険料払込期間・・65歳満了
保険料払込方法・・・・・・・口座振替月払
基本保険金額・・・・・・・・1,000万円
月払保険料・・・・・・・・・28,000円
40歳男性が65歳まで毎月28,000円の保険料を支払います。
これは保険ですから加入してすぐに死亡保障が得られます。その保険金額が1,000万円です。
40歳〜65歳迄の「ユニット・リンク」総支払保険料:840万円
7%運用で65歳時の解約返戻金:1,685万円
返戻率:200.6%
そして、保険セールスはこう言います。
「もし、◯◯さんに万が一のことがあればご遺族に1,000万円が支払われますし、7%で運用できれば65歳の時は解約金が支払った額の2倍になるんです、これを老後資金に充てましょう」
保険「定期保険」+貯蓄「海外積立年金」
さて、ここからです。
40歳から65歳まで、1,000万円の定期保険に加入すると月払い保険料が2,920円(チューリッヒ生命/非喫煙優良体)
「ユニット・リンク」の月払保険料から、この定期保険の保険料を引き、その分を貯蓄(積立)にまわすわけです。
28,000円ー2,920円=25,080円(約209USD)を「海外積立年金」で運用をします。(すべて1USD=120JPYとして計算)
40歳〜65歳迄の「定期保険」と「海外積立年金」総支払保険料:約837万円
7%運用で60歳時の積立金額:約1,870万円(155,664.08USD)
トータル返戻率:223.4%
多くの方は老後資金や学資資金を日本の生命保険会社の提供する商品で用意しようと、いろいろな会社で比較しますが、ほとんどの場合わずか数%の違いしかありません。1円でも安いスーパーで買い物したい気持ちと一緒です。ところが、、、どうですか?20%以上も違うんです。
だから、同じ7%で運用するなら分けて考えたほうが良いんです。
しかも、もしこの方が65歳までの間にお亡くなりになってしまった場合は【保険金1,000万円+これまでの積立金+運用益】をご遺族は受けとれることになりますから、もし万が一のことがあった場合も、こちらの方が条件が良いわけです。
仮に60歳の時に亡くなった場合だと1,000万円(定期保険)+約1,212万円(海外積立年金)=約2,212万円です。
次に、保険金額を3,000万円にしてみます。
「ユニット・リンク」 前提
契約年齢・性別・・・・・・・40歳・男性 非喫煙優良体
保険期間・保険料払込期間・・65歳満了
保険料払込方法・・・・・・・口座振替月払
基本保険金額・・・・・・・・3,000万円
月払保険料・・・・・・・・・84,000円
40歳〜65歳迄の「ユニット・リンク」総支払保険料:2,510万円
7%運用で65歳時の解約返戻金:5,056万円
返戻率:201.4%
保険「定期保険」+貯蓄「海外積立年金」
40歳から65歳まで、3,000万円の定期保険に加入すると月払い保険料が8,160円(チューリッヒ生命/非喫煙優良体)
「ユニット・リンク」の月払保険料から、この定期保険の保険料を引き、その分を貯蓄(積立)にまわすわけです。
84,000円ー8,160円=75,840円(約632USD)を「海外積立年金」で運用をします。(すべて1USD=120JPYとして計算)
40歳〜65歳迄の「定期保険」と「海外積立年金」総支払保険料:約2,520万円
7%運用で65歳時の積立金額:約5,980万円(498,370.79USD)
トータル返戻率:237.3%
何と、35.9%の差です
そもそも「ユニット・リンク」や「バリブルライフ」では運用先はわずか8種類しか選べず、7%の運用ができるのかどうか?な部分もありますが、「海外積立年金」では世界中の200本以上のファンドから運用先を選ぶことが出来ます。弊社推奨ポートフォリオでは9〜10%くらいの利回りになっていますから、仮に10%の利回りであれば、その差はこれ以上にもっと大きくなります。
保険は保険で必要な期間、必要な分だけなるべく安い保険料で加入し、そこで浮いた分を「貯蓄」にまわした方が良いというのがおわかり頂けましたか?
とは言ってもやはり為替の影響が…
必ずこれを言う方がいらっしゃいますね。
そんな方はこちらを参考にして下さい。
日本円だけしか持たないことの方がリスクになりますよ。
外貨資産を持つ必要がある理由について次回以降でお話します。
(FROM K2HOLDINGS/ブログから)
先日親族でのがんの入院があり、話に出たがん保険のこと。幸い上皮内癌であったので短期の入院で事なきを得ましたが、給付金ががんの10分の1しか出ないとか普通のがんとどう違うのかと意見交換を様々させていただきました。そんな中でのがんだったら抗がん剤治療が保険会社により給付内容がありどれがいいのかということで調べてみました。
「抗がん剤治療保障」
抗がん剤の治療に関する保障も各社販売していますがその補償範囲はまちまちです。ほとんどの保険会社は公的医療制度での治療が対象です。また注意がいるのは、経口投与による治療や上皮内がんを対象外にする保険会社もあるので確認が必要です。
対象になる治療
①公的医療保険制度 ②厚生労働大臣承認*1 ③先進医療 ④患者申出療養*2
*1厚生労働大臣承認→厚生労働大臣が承認しても公的保険制度が使えないもの、臨床試験での治験、薬事法で承認はされたけどまだ公的保険制度の対象になっていない治療、使用方法や使用量を一部変更する承認されたものの公的保険制度対象外となっている使用
*2患者申出療養清楚→「未承認医薬品(保険外診療)を使用したい」などといった患者からの申し出を起点として、安全性・有効性を確認したうえで、保険診療と併用を認めるものです。
(参考)現在の保険会社で①~④をカバーしているのはMSA生命保険のみCMで有名なA社初期のがん(上皮内新生物)は保障対象外また経口投与も対象外です。またM社はホルモン剤だけの場合は保障はありません。
現在加入されている方は保障内容をしっかりチェック、これから加入を考えている方は保障内容をしっかり確認。不明な点はプロに確認しましょう(ちなみに保険ショップはプロではありません)
がんは一生涯のうちに二人に一人がかかる病気と言われています。しかし、早期発見できれば、今やがんは治る病気と言われています。
今回はそんな早期発見に役立つAICS(アミノインデックスがんリスク・スクリーニング検査)をご紹介します。
がんが心配、でも、時間がない、お金がかかる、検査するのが怖いなど様々です。
それならAICSなら少量の採血(5ml程度)で、男性なら5種類、女性なら6種類のがんのリスクがわかります。具体的には現在「がん」である可能性を3段階(ランクA,B,C)で評価します。早期のがんにも対応しています。
AICSとは、健常人とがん患者ではアミノ酸のバランスが違います。そこでそのアミノ酸のバランスががん患者にどれだけ近いかを数値化してA,B,Cのランク分けをしたのがAICSです。この結果を踏まえてB,Cランクのものに絞って精密検査を受ければ早期発見ができます。
またがん細胞ではないけど、将来的に がん化する可能性がある腫瘍も見つけることができたという実績もあります。精密検査は保険診療の適用が受けられます。
(参考)
日本人のおよそ3人に一人ががんで死亡します(厚労省人口動態統計2015統計表による)
5年相対生存率(国立がん研究センター・がん統計2016より)
ステージ1(93.1%)ステージ2(83.8%)ステージ3(54.8%)ステージ4(20.7%)
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