前回の入院事例から医療保険はどうするのがよかったでしょうか?

実際に入院や手術を受けた方々には医療保険はありがたいものになりますが、入院しなければ医療保険は掛け捨て(この言葉は正しくない→加入中は保障があります)になるのでもったいないものと感じるのも事実です。保険は万が一に備える保障と安心を買う商品です。加入して何もないのが一番です。健康はお金では決して買えません。万が一に入院の時に安心して入院治療できる環境の備えるのは、あくまでも万が一に備えるものです。貯金を切り崩して対応すれば保険はいらないというのはあまりに無責任です。働き盛りの人が職場復帰が見えない中で収入が減り、貯金が減るストレスは大変大きいものがあるのが現実です。例えば1000万円の貯金があり入院治療したときに、精神疾患などは完治の終わりの見えない場合、保険がなければ日々減っていく残高に病気が悪化することがあってもよくなることはないと思います。

それでは、医療保険はどんなものが良いのでしょうか?

前回のAさんは、短期の入院のため、入院一時金の出るタイプのもので、日額1万~1万5000円程度の保険なら費用を賄うことができました。また、長期の入院になったBさんは入院日数が120日とか360日の長いタイプに加入していれば自己負担額はかなり削減できました。どちらも日額、入院日数を増やすと月々の保険料が高くなるという問題もありますが。