テレビやメディアに出ているファイナンシャルプランナーのなかに、高額療養費制度があるから医療保険の加入は不要ということを声高に言う人いますがこれは本当でしょうか?

毎月数千円で加入できる医療保険は基本的に掛け捨て(この言葉も正しくないです)のため病気やけがで入院・通院しなければ無駄かなと思っている方も多いと思います。この考え方の根底には、入院時の負担はそれほど家計を圧迫するものではなく、高額療養費制度で負担の上限も決まっているから大丈夫だという考え方から来ています。

果たしてそうでしょうか?実際に入院してみると案外お金の不安は大きいのです。

何千万、何億という貯金があればそうなんでしょうが、普通は入院して貯金を切り崩すとなるとなかなかのストレスがかかります。入院して働けない中でMサラリーマンの方は傷病手当金とかの保障がありますがそれでも月々の減収分は預貯金の取り崩しになるかと思います。学費や住宅ローンのことなど預金が目減りしていくのはやはり不安を増加させます。

それでは次回に実際の入院の事例を見ながら医療保険の必要性を考えてみましょう。