早めの対策が重要なようです。
今や先進国においては死亡原因のトップになり、多くの人の命をうばう人類最大の敵となっているがん。
先日読んだ研究論文によれば意外にもがんにならずに済んだケースは少なくないという指摘がされていました。早期に対策をすることでがん患者になることを避けられる確率が高くなるようです。
2008年のデータですが世界でがんにより死亡した750万人のうち、実のそのうちの150万人は、がんに発展する前の段階の感染症を適切に治療していればがんにならずに済んだ可能性が高いとされています。とりわけ四大要因に上がっているのは、B型肝炎、C型肝炎、ヒトパピローマ(乳頭腫)ウイルス感染症、ヘリコバクターピロリ菌胃炎で早期の治療を怠ることで、肝臓がん、胃がん、子宮頸がんなどへ発展してしまったケースが数多く確認されています(International Agency for Cancerの調査論文による)
がん治療は次々と新発見も続いており、まだまだこれから画期的な治療法も確立されてきそうですが、やはり早い段階で手を打っておくのに越したことはないようです。自分和若いから大丈夫とか、がん家系ではないからとか言っていないで面倒がらずに検診を受けるようにしないといけませんね。