★がん保険の通院保障★
最近はがん保険の通院保障に重点を置いた保険が販売されています。
アフラックのがん保険「DAYS」,オリックス生命「フォース」、NKSJひまわり生命の「勇気のお守り」などです。
●治療の種類を問わない通院
治療の種類を問わない通院の場合「フォース」「DAYS」ともにがん治療のために入院することが前提で、退院後1年以内の通院に対して60日を限度にして通院給付金が支払われる。「勇気のお守り」は入院の有無は問わず、がんと診断確定された日から1年以内の通院に対して120日を限度に支払われる。入院有無は一つのポイントになります。
●所定の治療の場合の通院は無制限
[DAYS],[フォース]は所定のがん治療のために通院を行った場合には入院の有無を問わず、支払日数の限度はない。「勇気のお守り」は診断確定日から1年後、所定のがん治療が必要だと認められた場合、通院の期間が1年延長になる。以降同様に所定の治療が必要であれば、何度も延長が可能である。各1年間の支払い限度は120日であるが、3日に一度の通院がカバーできることになる。つまり所定の治療のための通院であれば実質無制限と言えることになる。
●では、所定の治療とはどういう治療なのか?
上記の3つのがん保険とも位、手術・放射線治療・抗がん剤治療(化学療法)を所定の治療として指定している。また「勇気のお守り」はそれに「疼痛緩和療法」がプラスされる。積極的な治療は行わないとの選択をした場合においても通院が保証されることから「勇気のお守り」の自由度は高いといえる。
手術・放射線治療・抗がん剤治療の定義は保険会社ごとに少しづつ異なる(詳細はお問い合わせください)ただし表現が異なるものの、大きく保障範囲が変わることはないと思われます。ただ抗がん剤治療については少し内容がばらついている。
「DAYS」は経口投与を除きますが分類や公的医療保険の縛りはない。「フォース」は公的医療保険の対象の所定の分類に該当する抗がん剤で経口投与を除く。「勇気のお守り」は経口投与の縛りもない。
☆保険商品は言葉の定義が保障の内容を左右します。その意味でも自分が加入している生命保険の内容がどうなっているのかを理解することは重要だと理解していただけるのではないかと思います。万が一よくわからない場合は一刻も早く保険会社か担当者の確認すべきとでしょう。保険は言葉の意味を問うことがなによりも大切です。