カモになるのは客ばかり
ATMで1日に50万円しかおろせない。というシステムに変更したみずほ銀行その他は「お客様のセキュリティーのためのサービス」だと強弁する。今もそう説明し続けている。本をただせば35年も働いた退職金を詐取された元会社員が「3000万円もの大金を赤の他人が下すのに本人確認を怠った責任」を銀行に問う裁判がきっかけだった。
悪いのは預金を全額おろせたシステムなのかそれとも3000万円を詐取した犯罪者なのか?。誰がどう考えても後者が悪いし本人確認を怠った銀行も悪い。ところが銀行はこのような一部の犯罪者のためにあるいは銀行への責任追及を逃れるため一般客に責任を転嫁するのである。皆様お気づきの通りこれは「忘れ物」の対する発想とまったく同一のものだ。4ケタの暗証番号には誕生日や電話番号を使ってはいけないと客に命じる発想も同様である。
なぜいけないのか、次回に考えてみる。