Relieve～リリーヴＦＰ事務所の小川あきこです。

さて、今日はＭＭＦのお話です。

ＭＭＦは証券会社で取り扱っている投資信託の一つです。
短期間の国債や社債を組み合わせて運用されています。

このＭＭＦ、最大のメリットは預けたその日から利息が毎日増えていき、それが月末にまとめて元本に足されていくので、複利の効果があるのです。

金利が上向きの時には、１ヶ月複利のため、預金・貯金よりも利回りが良くてお勧めの商品だと思います。

MRFと同じように１円から買える商品です。

ただし、注意しなくてはいけないこともありまして、デメリットなのですが。

まず、３０日未満の解約は手数料などのコストがかかります。

また、債権などを中心に組み込んであるので元本割れをする恐れもあるということ！
２００１年に１度だけ元本割れを起こしたことがあるようです。

個人的には、３０日以内に使う予定のないお金はＭＲＦで運用することもお勧めです。

日々のご相談の中で感じることです。

保険の満期になって受け取った数百万円のお金を、普通預金（銀行・信金）や通常貯金（ゆうちょ）に入れっぱなしの方が多いのです。

「とりあえずのお金なら、証券会社のＭＲＦに入れたらどうですか？」
とお話しすると、ほとんどの方がこう言われます。

「証券会社って資産家やお金持ちの人じゃないと行けないでしょう！」と。

また、「口座を開設するのも難しそう…」と。

ＭＲＦとは、証券会社が扱っている『短期公社債などで運用する証券総合口座専用の投資信託』です。
銀行の総合口座のイメージを持っていただけたらよいかと思います。

最低預入金額は１円から、期間も無制限です。
中途解約はいつでもＯＫで、手数料も不要です。

便利なのは、ゆうちょやセブンイレブンのＡＴＭで出し入れができること！

証券会社によっては、ゆうちょの場合手数料がかかることもありますが、コンビニの場合は、２４時間いつでも手数料がかかりません。

金利も普通預金の１０倍ほどです。

あまり知られてはいないようですが、マル優もＯＫなので遺族年金を受け取られている方には元本３５０万円までは税金がかかりません。

また、決して元本が保障されているわけではありませんが、定期代わりの積立にもお勧めです。

次回は、同じ証券会社のＭＭＦについてお話いたします。

Ｒｅｌｉｅｖｅ～リリーヴＦＰ事務所では、知って得する情報をお伝えしています。