48期増収増益!
驚きの数字ではないですか?
そんな企業が私の地元長野県の伊那市にあります。
伊那食品工業株式会社と言う会社です。
その経営方針を学びに、
帝人やトヨタグループの幹部が
同社を見学に訪れたりもしているそうです。

この会社、名前にあるように、ある食品を作っています。
何かと言うと“寒天”この“寒天”を武器に
165億円もの売り上げを挙げている優良企業です。

この会社の社長、塚越 寛氏は、本を書かれたり、
様々なコラムに執筆しておられますが
「なるほどね~!」唸らせるコメントやエピソードを
たくさん語っておられます。

その中で、特に響いたのが彼が大切に考えている3つの事!
それは
①時間軸②公③利他
である。

①時間軸は、
文字通り目標を設定し時間をかけて着実に実行する事を
言っているようです
ただその目標設定の仕方が面白い!
普通の会社なら、
対前年比どれだけ売上を伸ばせるか?そこに主眼を置くところですが、
塚越氏の考えは少し違う!
仮に売上が同じでも適正な利益があり、その利益を正しく使って、
外部の人も社員も「自分は成長した」と実感できればそれが成長!
社員全体の幸福度の総和が大きくなっていくことが成長である
と語っておられます。
屋久杉の例えを出しておられ、木の年輪一つ一つは、大変小さいが
それが継続することで大きな大木になる。
低成長を繰返すから長生きできる。
そんな風に語っておられます。

塚越氏はある時、
社員に「うちもルイ・ヴィトンみたいな会社になろうよ!」と話したそうです。
その時多くの人が、
怪訝そうな顔で「そんなの無理ですよ・・」と答えたそうです。
そのあと彼はこう言いました。
「どうして?無理なの?何も明日やあさってにヴィトンになるって話じゃない!
オレが死んだあとの社長でもいいし、その次の社長でもいい。
50年、100年かければできないことはない!」そう話したそうです。

そのあと、こうも書かれていました。
時間をかけることに対して人は鈍感だ!
目標を達成するには時間軸を長くとって、自分の未来に自信を持てばいい。
そうすればたいていの事は実現できる。
ただし目標設定は未来の事で良いけれど着手は今すぐでなくてはならない!・・

含蓄ある言葉ではないでしょうか?
この時間軸を大切にする!ライフプランに基づく家計改善にも
大変つながるものを感じました。
皆さんは、時間軸!(自分の幸せに合ったライフプラン)を持っていますか?
それを少しずつ着実に達成して行くことは、
我家を経営して行く上でもとても大切なことではないでしょうか?

塚越氏が語る、あと二つの大切なこと!これも大変考えさせられます!
皆さんも気になるでしょうが
それは、次回のブログの際に紹介したいと思います。


【遠藤FPオフィス 遠藤孝司 Takashi Endou】
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