2013年 10月の記事一覧

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13年10月30日 16時58分47秒
Posted by: kirameki
みずほ銀行に限らないがもっとも官僚的(サービスを勘違いしている)なので典型例として取り上げたい。
客がATMに通帳やキャッシュカードや私物を忘れた場合みずほ銀行は客に電話をして「取りに来るように」と言い「では30分後に」という約束を交わした顧客に対して「身分証明書を見せろ」「それをコピーさせろ」「印鑑を押せ」と3つを要求する。
銀行だからそれも当然と思っている日本人も多いがこれはサービスの在り方を考えるうえで実に肝要な問題をはらんでいる。たとえばあなたが先ほど昼食をとった喫茶店に、キャッシュカードなり名刺入れなりを忘れてしまったとする気づかないうちに先方から電話がかかってきて「では30分後に」という話になりその忘れ物を取りに行ったところ喫茶店主に「身分証明書を見せろ」「それをコピーさせろ」「印鑑を押せ」と要求されたらどう思うだろう。その忘れ物は個人が特定できたからこそ連絡できたものなのである。冷静に考えて「30分後に」と約束をしてやってきた客が他人に成りすました別人である確率は0.001%(10万人に一人)にも達しまい。本人に間違いないことを確認して忘れ物を渡す際には「身分証証明書」の確認だけで必要十分条件なのである。みずほ銀行に問い合わせたところ「本人が後で取りに来た時に、本人でない方に返却した場合の合理的根拠を示すため」だそうな?本物の本人?要するに責任逃れなのである。
13年10月28日 16時06分19秒
Posted by: kirameki
「国民のため」「お客様のため」「安全のため」
「サービス」の名を借りて世間に横行する身勝手、勘違い、責任逃れの数々。
誰のためのサービス、何のための制度なのか?論理のすり替えに騙されてはいけない。

日本語でいう「サービス」の語感からは、①専門的な仕事や②公共的な業務の意味はほとんど薄れており③物質生産の携わる以外の労働という使用法は残ってはいるもののむしろ日常的には④フリー(無料)⑤ボランティア(奉仕)⑥エンターテインメント(接待)の意味で使われることが多い。これらにすべて共通する心構えは「尽くす」である。日本ではサービスという外来語が入るまでは「情けは人のためならず」と表現されてきた。
しかるにモラルハザードが常態化した現代日本の公務や一部企業では国民や客のためという名目で、いったいどれほど理不尽な行為が平然となされているか。
具体例を検討してみたい。「〇〇にため」という表現ほど、いかがわしいものはない。
次回以降具体的な例を紹介していきます。

 (サービスの花道・日垣隆氏より)
13年10月24日 17時25分19秒
Posted by: kirameki
先日、歌舞伎俳優の坂東三津五郎さんの膵臓に腫瘍が見つかったとの報道がありました。膵臓は、手前に胃や十二指腸、小腸があり、それらの臓器の中のガスがあると腹部超音波検査の視界が遮られたり、典型的な初期症状がないことなどで発見が難しいがんの一つです。坂東さんの腫瘍が良性化悪性かは発表されてはいませんが、幸いにも早期発見ができたことで、さらなる検査と完治に向けて休養をとるとのことです。
全身のがんを調べる検査方法の一つにPET検査があります。
PETは「ポジッション・エミッション・トモグラフィー」(陽電子放射断層撮影)という言葉の頭文字をとった略語です。PET検査の仕組みは、がん細胞が正常細胞に比べたくさんのブドウ糖を取り込むという性質を応用しブドウ糖に近い成分(FDG)を体内に注射して全身を撮影することでFDGの集まり具合を目印にがんを発見するというものです。がん細胞だけに目印をつけることができるため、従来の検査よりがんの早期発見が期待できます。
最近ではPET検査と免疫細胞治療を同じ施設内で行う医療機関もあり,PET検査により発見された早期がんについて標準治療との併用で体の負担を少なく治療を行ったり、治療効果を詳細に判定するためにPETを利用するなどより有効な治療を行う取り組みがなされています(メディネットニュース)
○参考サイト がん情報サービスPET検査Q&A
http://ssl.medinet-inc.co.jp/r/c.do?XG_iZ_u_gvw
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