激しい販売競争が行われてる医療保険。目新しいものは少なくなりつつも各社新たな特則・特約で保障の充実をアピールして知恵を絞っています。

〇入院日数は60日型が主流

近年の医療保険は、入院日数の短期化に伴い60日型が主流であるが、万が一の長期入院に備えるなら120日、360日、730日のタイプも検討の余地があります。しかしながら、長期になる病気の№1は前述のとおり精神疾患であることを考えるとほとんどの保険会社が対象外にしていることをしっかり理解しておきたいところです。例えばNKSJひまわり生命は医療保険ではありませんが精神疾患による就労不能の際に例えば月々20万円の給付が可能な収入保障保険を発売しています。

〇保険料を抑えるために

360日型や730日型は確かに長期の保障で安心ですが、保険料が高くなります。そこで、保険料を抑えるための選択は120日型がより良い選択になるかと思います。その際、三大疾病罹患時に入院日数が無制限になる特約や、保険料の支払いが免除になる特約はできれば必須のものとしたい。あとは、同条件で安い保険会社を選んで加入することです。

〇短期の入院の一時金

これは考え方の違いにより、保障は長期重視かどうかで見解が分かれるところです。しかしながら入院日数の短期化の傾向は間違いなく、日帰り入院を含めた短期入院の一時金も大切になります。最近では5日以内の入院には一律5日分給付(アフラック)や10日以内の入院なら一律10日分の給付(メットライフ、三井住友海上あいおい生命)などがあります。

以前は20日以上の入院で21日目から給付金が支払われるものが主流でした(実際入院日数も長いことが多かったことが考えられる)なので、この時代の医療保険は保険会社の多額の収益をもたらしたことと思われます。医療保険は疾病時やけがをした時の事情に合った保障であることが大切です。お金の不安を少しでも軽くするための保険ですから、保障内容は重要です。短期であれ長期であれ、少しでも皆様方のお金の不安を取り除く医療保険を活用いただければ幸いです。できれば相談はプロにお願い致します。