先週の土曜日の夜、昔勤めていた会社のメンバーで飲み会があり10名ほどで飲んだ。
毎年集まっては同じ話を繰り返しているが、今回は現役のメンバーが二人参加していて、そのうちの一人が初参加だった。

創業時のメンバーが殆どの飲み会の中で、彼は三期生だったのでずっと恐縮していた。
何よりも50歳を過ぎているとはいえ、やつれ方が酷く、最初誰だか分からなかった。
最初誰も煙草を吸っている人間がおらず、私に対して「煙草を吸っても良いですか?」と聞いてきたので、「吸うのは自由だけど吐かないでよ!」とふざけて言うと、一向に吸う気配がなく、「吐くのは勘弁してよ」と言って灰皿を渡してあげた。

その後二人の喫煙者が遅れてやってきて、誰に断るでもなく煙草を吸い始めたのを見て、件の彼もやっと吸い始めた。
暫く経って、私の隣にやってきたので、話を聞くとかなり仕事で苦労していて、仕事を辞めることに悩んでいた。
そして、顔がやつれていたことに納得した。
自殺をした後輩もいたので、無理に頑張れとは言えず、叉私もやめた人間なので、ただ冷静に判断して、とだけアドバイスした。
やっぱり苦労は顔に出るものだ。