日本シリーズの第6戦と第7戦が土日に行われ、4勝3敗で見事楽天イーグルスが初の日本一に輝いた。
第5戦で楽天が日本一に王手をかけた時点で、第6戦の先発がマー君と分かっていたので、野球ファンの殆どが楽天の優勝を確信していた。


ところが予想に反してマー君で楽天が敗れると、今度は巨人が圧倒的に有利に思えた。
スポーツを筋書きのないドラマと言うが、正に筋書きのあるドラマの様だった。
観衆の予想を何度も裏切り、盛り上げに盛り上げて最後はハッピーエンドで終わる。


楽天の星野監督も認めたように実力では巨人の方が上に思えた。
しかし、楽天の勝利には被災者を勇気づけるという大義名分があった。
その為、多くの巨人ファンが楽天の勝利も受け入れていた様な気がする。
もし、巨人が勝って東北の被災者達ががっかりする画像が流れていたら、巨人は悪役になる。巨人も今年ばかりは日本一にならなくて正解だった。