金消契約に立ち会ったときのこと。
金融商品のセールスなので、銀行はあれこれと売り込まずに、お客様自身で決めてもらわなければならないのですが、お客様が迷わず決められるような商品ではありませんね。
お客様は「どうやって選べばいいですか」と聞いているのに、銀行員はヘタに金利の動きとかを話してしまうと後々責任問題になるので、あまり気の利いたことまで話してくれません。
せめて「こういうライフスタイルの人にはこういった返済方法がいいのでは」くらいの、何らかの提案をしてあげられないと、お客様は全部放り出されてしまったように、不信感だけが残ってしまったようでした。
銀行は「もうかりますよ」とか「お得なのはこちらです」というとらえ方をされないように気を使っているのでしょうが、それで満足度が下がってはサービス業としては失敗だと思います。
私は仲介だから、銀行とお客様とのスキマをうめられるように気を配らなくてはいけないと思ったものでした。