修学旅行で訪れたことのある法隆寺の五重塔。

五重塔は相輪頂上まで約32メートル、
総重量が120万キログラムもあるのですから、
1300年以上もの間、沈むことなくたっているのがとても不思議です。
その上、建立後、
40回以上もの大地震が近畿地方を襲ったにも関わらず、
いまでもしっかりと建っているのです。

これには、何よりも
しっかりとした土台作りが必要なのだと本で読みました。

しかし人の目に留まるのは、目に見えるウワモノ。
外装工事や瓦、そして内装工事やその中に置かれる家具など。
基礎工事は建物がたった時点で何も見えなくなってしまいます。

その基礎工事に興味をもって
床下を覗いてみようとは誰も思わないでしょう。
しかし、土台があってこそ
建造物は建ち続けることができるのです。

私達が生活していく上で毎日のように使う
「お金の原理原則」という土台はあるでしょうか?

土台の無いところに
金融商品というウワモノだけに興味を示し、
物価の上昇やサブプライム問題に右往左往していないでしょうか?

金融商品はコロコロ変わります。
私達を取り巻く市場環境や為替、そして物価も変わりますし、
税制や社会保険制度も毎年変わります。

しっかりとした土台を築いて建ち続ける家計と、
土台も無く金融商品や情報雑誌に振り回される家計とでは
5年後、10年後大きな格差になっているでしょう。

そして倒壊する可能性も出てくるでしょう。

これまでもサブプライム問題のような
家計を取り巻く大地震がありました。
これからも起こるでしょう。
また物価上昇のような余震も続くでしょう。

我が家の家計を「五重塔」にしたい人は、
生涯役立つ土台作りから始めてみませんか?


【㈱FPサービス・ジャパン 服部英樹 Hideki Hattori】
http://www.moneybalance-clinic.com/stuff.html