私はお金のことばかり考えています。当然です。なぜならファイナンシャルプランナーというお金のプロフェッショナルだからです。

よく相談してくる方は支出が多すぎです!!節約しましょうとびしびし言われると思って、家計簿をつけていないのを恥ずかしそうに語る人がいます。でもそもそも論でいくとお金は使うためにあります。いたずらに節約を進めると、逆に極論を言えば経済循環に支障をきたします。

お金のことばかり考えている人はいやしいと思う人がまだまだいます。

でもお金がなくてやりたいこともできない人がたくさんいます。現に私がそうでした。
前職はかなり年収がいい会社でした。その生活スタイルが捨てきれず、ずっとライフスタイルは変えずに転職をしてしまい危うく破たんしかけた時期があります。前職は食品会社だったので、恥を忍んで前職の後輩から食品のサンプルをもらいながら生計をたてていたこともあります。
いろんな野望はあるけどお金がなければ何もできません。

浪費が悪いわけでもありません。節約がいいことなわけではありません。

全ては身の丈にあっているか。その支出は循環を生み出す行為なのか?を常に考えることが重要だと私は思います。自分は保険を販売して収益を得ています。残念ながら100円、200円を節約しているのに肝心の保険という大きな買い物に大雑把だし、難しいから聞きたくないで投げている人がたくさんいます。

理想を言えば保険を作る際にはいったんライフプランをつくる必要があります。なぜでしょうか??保険のそもそもの目的は自分の遺族が困らないようにするためのものです。困らない金額という根拠はどこから来るのでしょうか??その人の現在のライフスタイルを把握しなければ、仮に旦那さんに万が一のことがあったときに必要な金額なんてわからないのではないでしょうか??年収1000万の家庭と300万の家庭では必要な保障額が違うのは当たり前のことですが、ごく一握りの自分勝手な営業のせいで嫌われ業種になり、おざなりにされているのがぶっちゃけ悔しい気持ちです。

そしてもっというとそもそもこのままいけば成り立たない家計なのに、その金額で生命保険の金額を設定している人もいます。いまの生活で、せめて平均寿命までまっとうできるシュミレーションができた段階で初めて生命保険の必要金額を割り出さなければ本末転倒の商品なんです。住宅の次に高い買い物と言われている生命保険。でも実際に使うかどうかわからない。。できれば起こらないでいてほしい出来事にお金をかけるわけです。ざっくりで決めてしまっては本当にいざとなったときに遺族が不幸になりますし、逆にこれだけ掛けておけば大丈夫というくらい保険をかけて普段の生活が苦しいといっている人がいます。生命保険を使うのはせいぜい人生に0回~2、3回です(医療保険は別ですが・・)。保険の話をすると死ぬ前提で話が進みます。ところが保険の営業がひとたび去るとそんなことあるわけないと一生無事な前提で人は考えてしまいがちです。その天秤役がファイナンシャルプランナーです。

思い立ってもお金がないと何もできないことがほとんどです。そのためにいざというときにお金を用意しておくお手伝いをすることがファイナンシャルプランナーの仕事なんです。お金は本当に敏感な生き物です。その人の人間性を表します。浪費家の人はやっぱり家が汚かったり、何事においてもどんぶり勘定というのがほとんどです。

私は自分の過去の失敗談も含め、いかに経費を削減して、投資するべきところに投資をしていくことが重要なのかということをこれからみなさんに伝えていきたいと思いました。
節約するべきところは節約して、使うべきところには使う。結局はその人の倫理感が問われるのがお金の使い方なんです。お金は奥が深いです。

北海道札幌市のファイナンシャルプランナー(FP)金子賢司
生命保険、損害保険の相談は金子賢司まで