引き続きアリコの新商品リターンズです。

キャッチコピーに「払い込み保険料相当額を受け取ってからも保障は終身続きます。」
があります。

「払った保険料が戻ってきて、終身の医療保険が残るならいいじゃないか。」と思えます。

しかし、前回言ったようにこれは貯金です。

貯金ですから利息が付いています。その利息がこの終身医療の保障に使われているのです。

では、その利息はいくらなのか。

前回同様男性30歳で60歳まで払う保険料は7404円です。これを30年間年利1.9%の複利で運用すると利息が約90万円になります。

この90万円で60歳の時に終身医療保険に加入すると、もっといい医療保険に加入できます。

もちろん、60歳のときに健康とは限りませんから少しは意味がありますが、それなら30歳の今のうちにいい保険に加入して、残りを1.9%以上(30年間で)で運用や、住宅ローン(金利3%程度)の返済に充てた方がいいでしょう。

利息の計算もできないと消費者は思われているのでしょうか?




07年06月27日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
アリコから新商品の医療保険が出ます。

テレビやラジオでたくさん宣伝するでしょうから、きっと売れるでしょう。

キャッチコピーが「支払った保険料相当額が、全額戻ってくる」ですから掛捨てが嫌いな日本人は惹かれてしまうでしょう。

例えば、30歳男性が60歳まで保険料を払うと、払った保険料相当額が戻ってきて、しかもその後も一生涯の医療保障が続くというものです。

※実は似た商品は別の保険会社からすでにあるのですが、そちらはCMをほとんどしていないので知る人ぞ知るの商品でした。

「払った保険料が戻ってくるなんていいじゃない!!」と思いますが、アリコ得意の小さい字の注意書きにこう書いてあります。

『入院時の給付金、健康ボーナス、及びリターンボーナスの受け取りにより、払い込み保険料相当額をお返しします。』

ここで注目は、入院時の給付金が入っている。つまり、入院時の給付金を受け取ったら、しっかり戻ってくる保険料から差し引かれてしまうということ。


もはやこれは保険ではありません。
わかりやすくいうと、ただの30年満期の貯金。
入院したら、一部だけ途中解約できるというだけのこと。

男性30歳から60歳まで払う場合の例で言うと、入院日額4000円で月保険料が7404円。
7404円×12ヶ月×30年=2,665,440円
÷4000円=666日の入院が必要。手術やケガの場合はもっと短いですが。

30年でそれ以上の入院をしたら、保険の役割を果たしますが、1入院60日の制限があるので、半年以上空けて11回以上の入院が必要。

しかも通算730日の条件付ですからまず保険の役割は果たしません。ただの貯金です。


07年06月26日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
(2007年5月1日 読売新聞より)

生命保険会社38社の2006年度の保険料収入が
4年ぶりに前年度実績を割り込む見通しとなった。

保険料収入は一般企業の売上高に当たるもので、主力商品である個人向け死亡保障保険の落ち込みに歯止めがかからず、代わって急成長した変額年金保険も伸びが大幅に鈍化している。

加えて、保険金不払い問題による顧客離れの影響から、業績が長期にわたり低迷することも予想される。

生命保険協会によると、国内で営業する生保全38社の保険料収入は、06年4月〜07年2月の累計で前年同期比1・3%減の約24兆7000億円にとどまる。

05年度水準を維持するためには、3月に前年同月比9・5%増以上の実績を残す必要がある。

ところが、1月に保険金の不払い問題が表面化したことや、これに伴い各社が2月下旬から多数の営業担当者を不払い調査に投入した影響で、3月の保険料収入が前年実績を下回るのは必至の情勢となっている。

保険料収入が落ち込んでいるのは、1990年代末から続く個人向け死亡保障保険の縮小傾向に歯止めがかからないことだ。
06年4月〜07年2月の新規契約高累計は前年同期比15・3%減と大幅なマイナスとなった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

生命保険会社の収入が減っても、それは保険契約が減っていることになるので、支払う保険金が減ることになるので基本的には経営状態に影響は出ません。

しかし、多数の支店や営業所を抱えているところや、多くの営業社員・事務社員を抱えているところは、家賃や人件費の固定費を支払うのが困難になり、経営が悪化する可能性があります。

景気回復で法人向けの保険商品は伸びているようですが、個人向け商品は減少傾向。

保険会社をよく見て契約をしてください。
07年05月01日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
私は様々な企業からの依頼で、講座を開催しております。

企業の既存のお客様の場合もあれば、新聞等に広告を出して新規のお客様を呼ぶ場合もあります。

結構な回数、そういった講座の告知記事で私が露出しているのですが、こんな質問を受けることがあります。

ほとんどが保険の代理店や保険会社からですが、

『セミナーや講座をよくやっているみたいですが、保険契約はどれくらいとれているんですか?』

まったくもって失礼な質問です。

ファイナンシャルプランナーがおこなっている講座は保険契約をとるためのものだと思っています。

確かに、ファイナンシャルプランナー主催のお金に関するセミナーは、保険につなげる目的のものが多いです。

まじめに将来や資産運用を考えていた参加者がショックを受けています。

そういった保険勧誘を目的にしたセミナーの構成はこうです。
●●スクールという名称が多いですが。

?これから大変な時代がくる
?インフレがくる
?株などで投資しなくてはインフレに対応できない
?でも一般の人は難しい
?投資信託というものがある
?保険の中でも変額保険がある
?死亡の時にも役にたつし、老後資金にもなる
?だからうちで保険を見直しをしましょう。

と、保険契約に結びつける構成です。

私の講座はまったく違います。目的は保険契約ではなく、参加者が安心した将来設計を手に入れることです。

本当に資産運用やライフプランが設計できる人は保険にはほとんど加入する必要がありません。

保険会社や保険代理店にいるとどうしても保険に話をつなげたくなるようです。

不動産、税金、社会保険料、海外情勢など広く知識と経験をもっていると保険だけで考えるのはとても恐ろしいことだときづきます。

07年03月21日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
3月19日で私がよくお勧めしている医療保険が販売終了になります。

広く売られている医療保険よりも加入者にとって有利な内容(払った保険料以上に保険金をもらえる可能性が高い)だったのですが、販売終了となります・・・。

保険会社も「これは儲からない医療保険だった!」と気づいてしまったのかもしれませんね。

死亡保険は加入者が1000人いて、年間1万円の保険料を払っていたとして、その内の1人が不幸にもなくなれば、その人には1000万円が渡る(実際は保険会社の経費があるので、1000万円ではないですが)
。いざという人には役にたつものです。

しかし、医療保険については、1000人いても一人も自分が払った以上の保険金を受け取れない可能性が著しく高い商品となっています。

なんとか、新しく加入者に有利な医療保険を探していますが、ちゃんと計算すると保険会社ばかりが儲かるものばかり・・・。なんとかいいのを見つけて、うまく組み合わせたいのですが・・・・。

見直す予定の方は3月中のほうがいいですよ。


07年03月01日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
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