9月に入り住宅ローンの金利が下がってきました。
マイホーム購入も消費税アップ(する予定)前の
駆け込みラストスパートでしょうね。

住宅ローンの借り換え案件を4件持っている私も
この機会を逃さないようにすべく動いています。
それにしても気になることがあります。

7月にあれだけ大騒ぎしていた変動金利から固定金利への
借換えの話がまったく聞かれなくなってきました。
FPが時流に流されてどうするって感じです。

今は固定に変更するべきではない(7/25)

お客様の中にはやはり変動金利への不安を払しょくできない
方もいます。いつかは固定に変更したい。そう考えている方は
決して少なくありません。

あの時騒ぐなら今でしょう!!固定への借換えは。
そう思うのです。
その理由はオリンピックが決まったことです。

理由を説明する前にもともと変動金利と固定金利では
金利の成り立ちが全く違います。
変動金利を決めるのは日本銀行です。

月に1,2回金融政策決定会合というものが開催されています。
そこで日銀の委員たちが金融のことを話し合う会合です。
では過去10年金利はどう動いているのでしょうか

無担保コール翌日物.jpg

動いてません。
日銀の大きな仕事に景気や物価の安定があります。
今は金利を大きく上げる時期なのでしょうか?

それに対して固定金利はマーケットが金利を決める形です。
新発国債10年ものの動きに左右されます。
単純に言えば株が買われれば債券は売られる=金利が上がる形です。

なぜそうなるかは様ざまな要素がありますが、単純に言えば
運用するときに株式が上昇すれば債券の魅力が下がりますので
売られ、株式が下がれば債券の魅力が上がりますので買われます。

長期金利チャート9.15.jpg

大騒ぎした7月をピークに下げるばかりです。
株式相場も合わせてみていれば当然と言えば当然かもしれない
結果ですが、期待感がなくなれば株式はある程度売られてしまいます。

ではなぜもし固定金利にしたいと考えているなら今なのか
やはりオリンピックとは無縁ではありません。
もちろん、先のことはわからないのを前提で書きます。

これから東京で7年にわたって建設ラッシュとなるでしょう。
スタジアムからインフラにわたる様々な特需が期待できます。
やはり景気が上向きになれば株式も買われることでしょう。

デフレが止まりインフレに向かうと多くの方が予想するなら
金利が上昇する可能性ができてきた考えています。
問題はどのくらいの角度で上昇するのかという問題です。

住宅ローン金利推移2013年9月.jpg

急上昇に急下降しているのがわかります。
今の日本がそんな状況にあるとは思えません。
しかし、固定金利にしたいというなら今ではないか。そんな気がします。

金利と為替はだれもわからない。

固定金利にしたいならと思い記事を書きました。
住宅ローンは家計で大きな割合を持っています。
ライフプランを見ながら考えてみたらいかがでしょうか。

持っていないならこの機会にどうぞ。

保険から貯蓄へ 貯蓄から投資へ
ファイナンシャルプランナー 永野 修

無料通話 0120-929-943
HP http://fpft.jp/