FPの基本はもれなく、ダブりなく

先日、お客様より生命保険の見直し相談を承った。 

30代半ばでお子様はまだ小さい。

現在加入している生命保険は、親戚が大手保険会社に勤務していた時に

加入したもので本人達も保険料が高いことを充分認識していた。

その親戚が退職したので相談がありました。

その時の話題の1つが医療保険とがん保険のダブり部分でした。

もしがんに罹ったとしたら

お客様はがんで入院したら治療代は高い。だからたくさん出るようにした方がいいといわれていました。

医療保険とがん保険に加入していたら入院1日あたりいくらでるの部分は両方から出ます。

このお客様の場合、医療保険は1日1万円、成人病特約1日1万円、がん保険からも1万円。合計3万円でした。

そうです。この分の保険料はダブって支払っています。これはどうなんでしょうか。


入院が短くなっている

入院日数.JPG

この問題を考えるには何日入院するかと高額療養費を考える必要があります。

上記の表は年代別、病気別の在院日数です。胃がん、大腸がんなどがあります。

35歳以上で胃がん22日、大腸がん15日です。以外に短いという印象です。

ということは1日いくらの保険は機能が落ちてきていることを意味しています。

高額療養費の存在も大きい

がんであろうと他の病気であろうと高額の治療代には高額療養費が適用があります。

簡単に言えば1ヶ月あたり9万円から10万円の自己負担で済むということです。

ということはがんになったら治療代は高いというのはいかがでしょうか。

この2つのことから考えて医療保険とがん保険で1日いくらの保障をダブらせる必要性に

疑問が生じてきます。ましてや成人病特約といって追加で保険料を払う必要性は不要ではないかと。

ではどうすればいいのか

経験上、基本的に治療代だけなら高額療養費があるので医療保険+貯蓄で充分だと思っています。

がん保険の必要性は就業不能時の生活費や住宅ローンを補うために必要だと思っています。

かくいう私も父親も4ヶ月入院している間、傷病手当金が給料の2/3分支給されますが、

欠けた1/3では住宅ローンと生活費の支出には苦労しました。

であればガン保険はガンと診断された時に一時金で300万ぐらい貰える方が

安心して治療ができるし、家族も生活できるのではないか。

ではがん保険はどうすればいいか

使い勝手に疑問がある1日いくらの保障を医療保険とがん保険でバブらせる必要はないと考えています。

そう考えるとがんに対する保険は自ずから組み合わせが決まってきます。

がん保険は一時金を多くする。これが重要だと言えるでしょう。

具体的な保険が気になる方はお問い合わせください。



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