昨日は、東京の神保町で、生命保険の販売員の登録をしているFP会社の会議がありました。

毎月ごとの、経済情勢や株価の動向などが聴ける貴重な会議の場です。

そして、定期的に、各生命保険会社の代理店の営業の方が、新商品の説明に来ていただいたりと・・・欠かせない情報収集の場となっています。

その会議の行き帰りの車中の中で、先日(先日といっても、結構、前に購入も呼んでいなかった・・・)購入した週刊ダイヤモンドの特大号を読みふけっていました。

途中、途中。居眠りしながら・・・時には、本を落してしまいながら・・・

内容が、つまらないわけではなく・・・単なる寝不足です・・・

その本の内容は、『保険を斬る!』後悔しない保険選び・・・とあります。

お決まりの、保険商品ランキングもあり、参考と思い購入した本です。

今回のこの本の主題とするところは、消費増税、電機・ガス等の公共料金の値上げ、などの大きな家計負担増に備えて、家計のなかで大きなウエイトを占める生命保険を、賢く、効果的に見直すノウハウを伝授するという内容のものです。

そして、頁を開くと・・・

保険をリストラせよ・・・というタイトルが迫ってきます。

その内容は、消費増税の記事によく使われる大和総研の是枝研究員さんが2年前に発表した、消費増税や社会保障の家計負担増のデーターが掲載されています。

私も、一昨年のセミナーの時に、このデーターを参考にさせていただきました・・・

2年たっても、貴重なデーターなのかもしれません。

このデーターは、2年たっても貴重なデーターのようです。

例えば、片働き4人世帯で年収500万円の家庭では、年間(2016年消費税10%前提)、約16万7800円の家計負担増になるであろうとされています。

他は、共働きや、単身世帯、年収ごとのデーターが掲載されています。

年収が1500万円を超えてくるような家庭ですと、約44万円位の家計負担であろうとシミュレーションされています。

要は、この家計負担の対策として生命保険をきちんと見直しましょうということです。

そして、その次には、保険の営業の方との接し方、付き合い方、が書かれています。

さらには、募集パンフレットのトリックに注意とあります。

保険証券の見方の説明、告知義務違反の注意、などに触れています・

なるほどと思いながら、次には、保険の基本として終身や定期、収入保障の保険の仕組みについて触れられています。

それぞれの、必要な保険はどれか、その目的等についてふれています。

最後には予定利率、いわゆる保障額にたいしての保険料が決まるものです。

予定利率が高ければ高いほど、保険料は安く抑えられることとなります。

そして、購読者のかたにとって、どんな保険が適しているかのフローチャートがあります。


ここまできて、やっと・・・各種保険の人気ランキングと続きます・・・

人気ランキングは、さすがに、このブログでは割愛させていただきます。

保険種類ごとに、各社の商品ごとにメリットの高そうなものを紹介されています。


要は、いま、加入されている保険商品が、自分にとってベストな選択のものであるのかを、まず、確認して、あまり適していないようであれば、見直しを考えてみる。

見直しも、誰でもできるというわけではなく、例えば血糖値が高くなってしまったというようなときは、告知の段階で断られることもあります。

まずは、加入されている生命保険の内容が、適しているか否かを、とにかく早目に確認した方がいいと思います。

といったときに・・・誰に相談すれば・・・と思わず考えてしまうかもしれません・・・

保険を売っている方に相談すると、新たな契約獲得のためのアドバイスが優先されるのではとの心配もあるでしょう・・・

現に、たくさんの保険会社の商品を扱っている代理店で、手数料の優劣で商品を提案をしているなどの問題も出てきているようです。

今回のような本を購読されて予備知識をつけられてから相談を受けた方がいいかもしれません。

または、日本FP協会等で実施している、『無料相談会』でFPの方に、保険についての基本を教えて頂いてからでもいいかもしれません。

日本FP協会のHPで、東京、大阪の相談室のほか、各都道県の支部で開催されている『無料相談会』が確認できますので、是非、ご利用されてみたらいかがでしょうか・・・

具体的な会社の商品等については、お話できないようですが、基本的な知識を得るのにはもってこいと思います。

ちなみに、私も、今年一杯、東京(虎の門)の相談室の相談員のお手伝いをさせていただいております。

まずは、自分の保険の正体を知る(意外と知らない方が多いのです)、そしてライフプランの考え方を知る、そしてライフプランニングをして家計収支のキャッシュフローを作成してみる・・・

まずは、このような事を目標に、消費増税に備えてみてはいかがでしょうか・・・