今日の日経WEBをみていて気になるニュースについて次の2つのお話をさせていただきます。

その1は、『安倍総理の消費税10%時の軽減税率導入時における対象品目の検討指示』という内容の記事です。

いよいよ、再来年に予定されている消費税10%の増税に向けての具体的な素案作りに着手するのでしょうか・・・

消費税8%導入時にも、軽減税率の導入は議論の的となっていました。

結局は、準備期間も無く見送られたということでしょうか・・・

さすがに、10%への増税では、生活必需品のうち一定の品目については軽減していかざるを得ないということでしょう・・・

さすがに、すべての生活必需品で、消費税の増税の影響を受けるのは大変な負担となります・・・

本当に生活する上で必要不可欠なものの税率は考えてほしいものです・・・

そのほかでいえば、高齢者の医療費負担が増えてきていることなども気にかかってきます。

とはいえ、国の税収が落ち込んでいたままの状態では福祉に力を注ぎたくともなすすべもありません・・・

ここは、経済の復興で持ち直していくほか、ないようです・・・

今年にかぎっていえば、トヨタをはじめとしたものづくりの会社の業績は目を見張るばかりの復調をみせたようです・・・

来年以降も、引き続いていってほしいところです・・・

東京オリンピックも控えていて、建設業界をはじめとした好景気を期待したいところです・・・

個人の生活に目を向けると、国の財政を補うための個人の負担が増え始めています・・・

これからの家計管理と健康は、とても重要なテーマでしょう・・・

この家計管理と健康についてもう一つのニュースが気になりました。

それは、『マイホームの資産価値、省エネ性が左右』という記事でした。

これからの価値のある住宅は、省エネ性が高いことは必須という内容の記事でした。

日本以外のヨーロッパ等の先進国、例えばドイツでは賃貸住宅にも一定の省エネ制度が義務付けられているそうです・・・

室温が19度以内に保てない住宅を賃貸に供してはいけないといったような法律もあるそうです・・・

また、中古住宅で売却する際には、その住宅の省エネ性能を明確に表示しなければいけないようです・・・

このように、国をあげての省エネへの取り組みをされているようです・・・

日本においても、一定の省エネ基準を満たす住宅には、各種税金の特例でも優遇されていたりします・・・

それなりに省エネを推進する政策は取られていますが、まだまだ、他の先進国並みではないようです。

日本の住宅は、昔は、他の先進国からはうさぎ小屋と揶揄されていました。

そのころに比べれば、はるかに良質な住宅が供給されるようになってきましたが、まだまだ、我慢強い日本の国民性からか、他の先進国と比して快適性などでは落ちるようです。

ドイツの住宅といって思い出すのが、今から20年ほど前になりますが、仙台市で住宅の営業をやっていたころの話です・・・

当時、販売していたツーバイフォーの住宅で、当時では珍しいプラスチックを枠に使った高気密&高断熱サッシ(樹脂サッシ)を使っていました。

東京から転勤して間もない時にはその樹脂サッシになじめないというか、デザイン的にはアルミサッシの方がすっきりとするので、性能はともかく見た目でその採用にはためらいがありました。

ある日、その樹脂サッシメーカーの工場見学会に参加し、樹脂サッシはドイツで開発されたもの、ドイツの省エネ住宅の考え方やその必要性(健康や国のエネルギー問題等々)、肝心かなめのその性能(寒さ防止だけでなく結露も起きにくい)のお話をきいて深く感銘しました・・・こんなに優れたサッシがあるのかと・・・

日本では、まだ知られてもいないサッシを自分たちの理念のもと商品化したその決して大手でないその中堅サッシメーカーに感動を覚えました・・・

それから、最近になって関東地方のTVのCMでも樹脂サッシの宣伝を見かけるようになりました・・・

これからの省エネサッシとして・・・

仙台でお世話になったメーカーさんではなく、それはサッシメーカー大手のCMです・・・

20年の時をえて、やっと、日本の全国区の商品となったようです・・・

日本はまだまだ住宅後進国かもしれません・・・

ドイツなみの省エネ基準を設定すれば、自ずと必要なエネルギーの縮減となってきます・・・

これからは、省エネ性能に拘って、住宅選びを行ってみてはいかがでしょうか・・・